LINEの個人情報が漏洩発覚!社長のコメントや利用者の心境は?

LINEの個人情報問題、出沢社長陳謝「中国からのアクセス遮断」

無料通信アプリ「LINE」の個人情報が中国の現地法人からアクセスできる状態になっていた問題で、出沢剛社長は23日、記者会見し、「ユーザーにご心配をおかけし心から申し訳ない。信頼を裏切ることになり、非常に重く受け止めている」と陳謝しました。
この問題は3月17日に朝日新聞が最初に報道しました。
LINEの国内の月間利用者は8600万人です。
日本で最も利用されているSNS「LINE」の個人情報が、日本国外の韓国のサーバーに、暗号化されていない無防備状態格納されており、しかも再委託先の中国企業などがアクセス可能な状態だったということは、安全保障上、極めて重大な損失を日本の国家・社会に与えかねません。
実際に中国の技術者から少なくとも32回、日本のサーバーにアクセスがあったことが確認されているそうです。
会見では、3月23日現在、中国からの日本ユーザーの個人情報へのアクセスは遮断済みで、韓国のデータセンターに保管されているトーク内の画像や動画などの国内への移転を、今年6月までに完了予定だと発表されましたが、今後に不安を残すこととなりました。

LINE個人情報問題で、国や自治体で他SNSに切り替え続々

LINEは多くの人が利用しているSNSだということもあり、国や多くの自治体も利用していました。
新型コロナウイルスに関するアンケートが厚生労働省から送られてきたこともありましたね。
しかし今回の問題発覚で、利用を停止する動きが相次いでいます。
厚生労働省は、ホームページに自殺防止に取り組む民間団体の相談窓口を掲載し、利用を呼びかけていましたが、団体側と協議し、20日までに3団体がのLINE活用を取りやめ、他のSNSや電話に切り替えました。
センシティブな情報を扱う以上当然でしょう。
千葉県は住民サービスなどに使うアカウント6件のうち4件の利用を停止、大阪府も22日までに、個人情報を扱う分野でのLINE利用を当面停止すると決めるなど、停止の動きが広がっています。
総務省は自治体に対し、26日までに利用状況を報告するよう求めており、今後、利用停止の動きはさらに増えていきそうです。

LINE問題、今後利用者に変化が出てくるか

出沢剛社長は会見で、ユーザーである利用者の動向に関し「大きな変化はなく、使っていただいている。本当に感謝している」と述べました。
実際、メールではなくLINEでしか連絡を取らないという人までいうぐらい、LINEは日本に浸透しているSNSです。
この状況で、いきなりアカウントを削除するということはあまり起こっていないようですが、ネットでは「今回の件で無料ほど怖いものがないと勉強になった」
「これまでもLINEの情報が漏れて芸能人や著名人が大変なことになった事件があった。自分にもあり得るかも」という意見や「LINEに変わるSNSができたらすぐにそっちに移る」といったものまで、否定的な意見が多く見られました。
折しも、この問題が最初に報道された3月17日は、ソフトバンクがLINEのトークや通話などが無料とする新プランの提供を始めた日でした。
このようなプランが発案されるほど、LINEは親しまれたアプリではありましたが、情報漏洩が発覚し、今後、SNSに変化があるかもしれませんね。