【訃報】神田川俊郎さんが死去 料理の鉄人での活躍や名言は?

料理研究家・神田川俊郎さん、新型コロナウイルス感染で死去

フジテレビ「料理の鉄人」などに出演し、人気を博した料理研究家の神田川俊郎さん(本名:大竹俊郎)が、25日早朝、亡くなりました。
81歳でした。
神田川さんは今月中旬、大阪市内の店舗の2階で倒れ、出血したことで市内の病院に救急搬送されました。
そこで、PCR検査を受けて新型コロナウイルス感染が判明したそうです。
酸素吸入の他に、新型コロナ治療薬として注目されているアビガンの投与、人工心肺装置ECMO(エクモ)での治療など、さまざまな治療が行われ、24日にエクモが外され、一安心した矢先に、病状が急変したそうです。
エクモは一旦回復してもその後、患者の体への負担が重く、75歳以上や持病のある人に使われることは稀なのだそうで、神田川さんの体にも負担がかかったのかもしれませんね。

神田川俊郎、匠な料理技術・話術で客を魅了。「料理の鉄人」等テレビにも多数出演

神田川さんは明治時代から続く京都の老舗うなぎ店に、6人きょうだいの5番目として生まれました。
老舗の名に恥じぬようにと、中学卒業後に大阪の料亭「なだ万」に修行に入り、
しごかれて、先輩に出刃包丁で頭を叩かれ血が出たこともあったそうです。
1965年に大阪・北新地に「神田川本店」を開店。
道具にこだわり、大阪・堺の包丁を愛用したり、取っ手のない「やっとこ鍋」を数十種類使い分けたりと、匠な技で店に訪れる客を満足させる料理を作り続けました。
また、芸人顔負けと言われた話術でも客を楽しませていたことで、メディアにも注目され、90年代にはフジテレビの人気料理バラエティー番組「料理の鉄人」に関西料理界のドンとして出演し、知名度を上げました。
中華の鉄人と言われた陳建一さんや和食の鉄人と呼ばれた道場六三郎さんらと、数々の名勝負を披露していた姿が懐かしいですね。
他にも、故・三波伸介さんが司会を務めた時代の日本テレビの「笑点」の料理コーナー、関西で放送されたよみうりテレビの「2時のワイドショー」や「Beアップル2時!」の人気コーナー・神田川料理道場に出演する姿が思い出に残っている方も多いのではないでしょうか。

神田川俊郎、名言「花に水、人に愛、料理は心」

話術にも長けていた神田川さんはモットーとしていたのが「花に水、人に愛、料理は心」という名言でした。
系列2店を含むお店「神田川」の公式サイトには、この言葉が記されている他、著書「人生くよくよしたらあかん 花には水人には愛料理は心」にもこの言葉が記されています。
料理には心がないといけないという、実に神田川さんらしい一言ですね。
神田川さんは他にも「人生くよくよしたらあかん」、「料理の道に終着駅はありません」、「○○も、ちょっとの工夫でこの美味さ」など、誰にでも納得できる名言を残しました。
全日本調理師協会の名誉会長を務め、弟子はのべ700人にも及ぶと言われている神田川さん。
81歳、倒れる直前まで自ら料理人として店で腕を振るっていたそうで、生涯現役を貫き、背中を見せた生き様は、きっと後輩達の糧となることでしょう。
ご冥福をお祈りします。