インドのコロナ感染者が急増中!変異株の強さや医療状況は?

インド、新型コロナ感染者2000万人突破で医療ひっ迫 

インドは4日、新型コロナウイルスの累計感染者が2000万人を超えました。 この日の新規感染者は35万7229人で、累計で2030万人。 ここ最近の一日の新規感染者は30万人~40万人と驚異的な感染拡大となっています。 また、5日の新型コロナにおける死者は3780人となり、1日当たりの死者数として過去最多を更新しました。 インドでは、感染力の強いインド型の変異株が広がり、病院ではベッドや酸素も不足しており、救急車や駐車場でベッドの空きや酸素吸入を待っている最中に亡くなる人も増えている状況です。 2月に、モディ首相は新型コロナ勝利宣言を語るほど、インドの感染は抑えられていましたが、先月からの突然の感染拡大に世界中が心配の声を挙げています。 デリーなど一部の地域で数カ月前に行われた抗体検査では、住民の最大50%に抗体が確認されていたにも関わらず、この感染拡大が起こっていることは、憂慮しなければなりませんね。

インド、世界各国から支援の声、日本も55億の支援を表明

インドのこの状況を見て、人道的観点から世界各国から支援が集まっています。 これまでに40以上の国と地域が支援を表明。 日本は、菅義偉首相が4月26日に電話会談でモディ首相に協力を表明し、既に酸素濃縮器300台と人工呼吸器300台の供与を発表していますが、各500台を追加供与し、最大5000万ドル、日本円でおよそ55億円を無償で提供する方針を5月3日に固め、5日に、イギリスで行われているG7=主要7か国外相会合で、茂木外務大臣が表明しました。 アメリカ政府は、4月30日にすでに輸送している酸素ボンベや医療用マスクなどの医療物資も含めて合わせて1億ドル以上、日本円で100億円以上に相当する医療物資をインドに支援すると表明しています。 また、イギリスやフランス、ロシア、UAEなどからも医療物資が続々と届いているほか、1947年の独立以来、インドと敵対関係にあるパキスタンや、昨年も国境で戦闘があった中国からも支援の声が寄せられています。 インドの急速な感染拡大が世界にとって、それだけ脅威で、世界に飛び火することを防がなければいけないことがわかりますね。

インド、変異株だけじゃない!?感染拡大の原因とは

インドの感染拡大の最大の原因は、「B.1.617」と呼ばれるインドで変異した、これまでのウイルスより感染力の高いウイルスの蔓延が、主要因だと思われています。 しかし、「B.1.1.7」と呼ばれるイギリス株の感染も未だ多く、感染拡大に大きくかかわっているようです。 「B.1.1.7」は昨年末にイギリスで大感染を起こし、現在アメリカや日本での新規感染の主流になっている株です。 また、インドはワクチンの製造工場があり、COVAX =コバックス(新型コロナウイルスのワクチンを世界各国で共同購入して発展途上国等にも分配する国際的枠組み)で使われるワクチンを製造してきました。 しかし春先までは、インドの感染が抑えられていた為、自国のワクチン摂取率が低かったことや、今年初めに政府が、コロナ勝利宣言ととれる発言をして、国民の気が緩んでしまったことも感染拡大に繋がったのではないかと見られています。 現在、感染拡大が見られ、大阪・東京などで緊急事態宣言が続いている日本も、確かな対策が必要ですね。 日本は、21年度予算で、新型コロナウイルス対策に予備費5兆を計上しています。 政府はこれらを使用して感染防止対策を行い、私達は 今暫くは基本の感染対策を怠らず、気を引き締めていかなければなりませんね。